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【ビジネス書レビュー】 ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (W・チャン+キム レネ・モボルニュ 著/有賀 裕子 訳)

技術の進歩と言うものはかくも恐ろしい。
オイラの業界は、ミクロン~ナノレベルの高精密な技術でさえ海外との競争で叩き売りの状態が起きています。IT業界なら技術者の敷居が低くなったと同時に、価値ある技術を生み出すには、これまでに比べ、何倍も高いハードルが待ち受けているのではないでしょうか。

こちらが想定して用意した技術やサービスが、実際の顧客の要望にピタリと来るのは稀です。競合各社がしのぎを削る中、コスト、納期対応、技術対応、営業力など様々な力を駆使し、疲弊して販売・受注に至ります。これが"レッドオーシャン"という訳です。

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
W・チャン・キム レネ・モボルニュ 有賀 裕子
ランダムハウス講談社 (2005/06/21)

それに対して、顧客が本当に望んでいる価値を提供し、熾烈な競争を避ける事で売上・利益を大きく伸ばす事のできる"ブルーオーシャン"。そこに至る戦略を事例やツールを交えて体系化したのが本書です。
本理論において基本ツールとなっている戦略キャンバス
横軸に各社の競争要因、縦軸にその重みを表し、競争要因の取捨選択によりレッドオーシャンとは明らかに異なった価値曲線を描く事で、採るべき戦略が見えてきます。ブルーオーシャンを開拓した企業の価値曲線を見ると、違いが一目瞭然です。

本書には、戦略キャンバスをしっかりと描き、その可能性をポートフォリオによって図示する明快な手順が記されています。社内抵抗勢力との駆け引きや求心力にまで踏み込んでいます。戦略の立案から落し込みまで、マクロになりがちなマーケティング本とは一線を画しています。(マーケティング自体マクロだと言うツッコミはなしで)本来、マーケティングとはこの理論を指すのではないかとさえ思える程です。

本書を読んだ後、一度自社の製品やサービスについて考えてみましょう。
中身も読みやすく、久々に良いマーケティング書と出会えました。オススメです。

顧客価値創造ハンドブック―製造業からサービス業・農業まで感動を創造するシステム
神田 範明 顧客価値創造ハンドブック編集委員会
日科技連出版社 (2004/06)

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コメント

三文文士様

今の勤務先はレッドオーシャンどっぷりです・・・。ブルーオーシャンを目指しがんばって見たいと思います。
[2005/10/26 23:35] URL | bluce [ 編集]

TB&コメントありがとうございます

この本、話題になるのも納得の一冊ですよね。
僕も、どうせ事業をやるならレッドオーシャンは避けたいと、つくづく思いました。
[2005/10/23 11:37] URL | 三文文士 [ 編集]

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『ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する』

ブルー・オーシャンとは、競争のない市場の比喩です。 逆に、競争がある市場は、レッド・オーシャンと、本書では言われています。 競争のない市場を作り出す。 そのために何をすべきか、ということについて書かれています。 内容については、読んでもらうとして、わたしが得 独立起業ビジネスブログ日記:実践起業!成功への道。blogで人脈は作れるか?[2005/10/23 13:54]

『ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する』W・チャン・キム (著),レネ・モボルニュ (著),有賀 裕子 (翻訳)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ◆◆  書評・ビジネス書・ビジネス雑誌メルマガブログ:知識をチカラに![2005/10/23 13:53]

「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する」

非常に売れたみたいですね。主旨としては、手垢のついたフィールドでしのぎを削ってビジネスを競い合うのはやめて、新しい発想で手垢のついていないフィールドを開拓しようよ、という話である。ここで、手垢のついたフィールドをレッド・オーシャン、未開拓のフ 三文文士の空回り[2005/10/23 11:38]
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